白日の約束
37歳になるまで、女性にまったくモテなかったサラリーマンが、同僚のOLからバレンタインデーにチョコレートをもらう。その一ヶ月後、ホワイトデーにはお返しをするのがマナーだが、男はそれをすっかり忘れていて、彼女から「覚えているよね、今日の約束」と言われ、あわててお返しを考える。その様子を見ていた同じ部署の先輩、山下がいろいろとアドバイスをしてくれた。彼女にはスマートにお返しのプレゼントを渡し、たまには洒落たバーにでも誘うこと。山下は親切にプレゼントも用意し、女性向きの西麻布のバーを教えてくれる。その夜、バーでカクテルを酌み交わした二人はいい雰囲気になるが・・・。<br/>
2007年3月16日に開催された「第3回 浜松町かもめ亭」での録音。ホワイトデー(3月14日)の二日後ということもあり、バレンタインデー、ホワイトデーに関する思い出話をたっぷりマクラに振ってから噺に入っている。舞台になっているのは主人公のオフィス、西麻布のバー、そして古い寺院。登場人物の話し方、会話にちりばめられる固有名詞がリアルで、恋愛ものの映画やドラマを見ているよう。主人公の男性が奥手で、同僚のOLが余裕しゃくしゃくの言動をとるというのも、現代的で面白い。落語ファンだけでなく、恋愛ドラマファン、漫画ファンにもオススメの一席。
https://content-public.rakugo.ch/images/episode/spot_image/000/000/000/135/135_episode.main_image_large.jpg
https://rakugo.ch/play/135
2018-04-13T00:00:00+09:00